高崎ビブレ

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古くから県庁所在地である前橋市と
県内最大の都市の座を奪い合っている群馬県高崎市。
そんな高崎駅前に出店しているのが、
イオングループとなった高崎ビブレ。

あれ?昭和のスーパーじゃないよね?
と思ったあなた
実は元々ニチイ高崎店でしたが、
マイカルグループのブランド戦略もあり
生活百貨店・高崎サティに業態転換しました。

その後、高崎駅前の若年層の多い立地も考えた結果、
ファッションビルであるビブレに
更に再び業態転換した経緯があります。
正式名称:高崎ショッピングデパート
所在地:群馬県高崎市八島町46-1
開店日:1976年3月
閉店日:2014年3月31日
建物構造:地上7階地下1階
店舗面積:13059平米
エレベーター:東芝
エスカレーター:東芝
最寄駅:JR高崎駅徒歩1分
その他:ニチイ高崎ショッピングデパート→高崎サティ
   
天気がやや曇りで映えないのが惜しいですが、
高崎ビブレは駅側・高島屋側のどちらから撮影しても
基本的には昭和のスーパーらしく写真に収まります。

この壁の模様がいかにも感を引き立てて
とても醍醐味です。
高崎ビブレ完全閉店まであと18日。
1976年3月から38年間続いた歴史が
いよいよ幕を閉じます。

と思いきや、突然夜の写真。
時系列順で撮影した結果がこれですが、
やっぱり高層店舗は夜景が綺麗です。

「VIVRE」の塔屋が色褪せている事もあり
青白く見えます。
緑色に丁寧に塗られていたのであれば
どのような姿だったのでしょうか。
高崎ビブレの正面玄関。
4本の広告棒には「VIVRE」と「VIVRE COSE」の文字。
VIVRE COSEとはビブレが運営している
雑貨・文房具売場の事ですが知名度は低いかも?
茨木ビブレや岡山ビブレにもありました。

その奥の玄関横には
群馬銀行のキャッシュコーナーがあります。
正面玄関横に輝く銀色のマイカルの看板
ではなく、ピンク色の「AEON」ロゴです。
賛否両論はありますが、
一部の地域子会社のように
建物の壁に与える影響を考えず
無理矢理撤去するよりは良いと思います。
結構丁寧に加工しているようですし。

それと定番の大店法看板。
第一種大規模小売店舗の
設置者名が安田信託銀行株式会社。
表示年月日が平成11年9月30日になっています。
定番のマイカルではありません。
この日に安田信託銀行が取得したのでしょうか?
ちなみに現在の「みずほ信託銀行」です。
上記の歴史の浅さを感じさせない重厚な定礎。
こちらの記載は「昭和50年6月」になっています。
開業前年の1975年のようです。
ニチイ高崎店の開業から半年以上のブランクがありますが
店内の内装に時間が掛かったのか
着工の段階でテナントが決まっていなかったかは謎です。
一見、百貨店にも見えてしまう売場に
思わず見惚れてしまいましたが、
同じ1階でも建物西側だけ天井が他のフロアの
1.5倍以上ありました。
しかも独特な照明、元々はホールだったのでしょうか?
それとも開業後の
高崎サティ・高崎ビブレへの転換の際に
増築したのでしょうか?
閉店まで残り2週間以上あるもの、
既に移転先新店舗の準備のために
ビブレ内から店舗を撤退させたテナントもありました。
閉店間際になると元気な頃の店舗が
見られないので残念な気持ちがあります。

正面玄関から左手に曲がり
イオン銀行ATMとWAONステーションを抜けたら
そこにはエレベーターがあります。

フロアガイドと広告看板が階数表示ボタンと
完全に組み込まれていました。
エレベーター内は写真の通り。
一昔のオフィス風です。
38年間お疲れ様でした。